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学長短信(松田文子 学長) 
Rector Statements by Fumiko Matsuda President

「学長短信」は、牟田泰三前学長が始めたもので、福山大学の大学運営を、どのような考えに立って、どのような方針で進めているのか、などについて、学長から教職員の皆さんに伝えるために、メールで届けているものです。

「学長短信」は、学内の皆さんに読んで頂くだけでなくて、大学外の方々にもこれを読んで頂いて、福山大学のことをより多く知って頂きたいと思います。そこで、前学長のものも含め、「学長短信」のバックナンバーを全て福山大学ホームページにアップすることにしました。

学外の皆さんにも、是非この機会に読んで頂きたいと思います。

☆ 学長短信 ☆ No.43 2013.09.01

鬱-その3

秋晴れにはほど遠く、雨が降り続きますね。学長短信もまたお題は鬱です。

抑うつ状態にある人は、悲観的に否定的に物事を考えがちです。一つの悪い状況から、多くの悪い状況を予測します。廊下ですれ違った友達に声をかけたのに、目を合わせないで行ってしまったら、「自分のことを嫌いになったのではないか」「誰かが自分の悪口を言ったのかもしれない」「一緒の班になったことを、彼はいやがっているにちがいない」(本当は、その友達は、次の授業で必要な忘れ物のことで頭がいっぱいだっただけ)・・・このような思考傾向を持つと、どうしても行動は消極的になり、解決に向かう前向きな行動を取ることが難しくなります。あるいは思い切って行った積極的行動は反社会的になるかもしれません。

教育の場にいる教員としては、学生がこのような思考傾向に陥らないように、「やってみれば、あるいは努力すれば、うまくいくかもしれない」という、未来に希望を持つ、ある意味で楽観的な思考傾向を持つように仕向けたいものです。また、思わず悲観的になりそうな状況にあって、「もうだめ、自分はだめなやつなんだ、あー、あのときああしておれば・・・」と、落ち込む学生がいたとして、「この悪い状況がずっと続くことはない」「この悪い状況が自分の生活に影響を及ぼす範囲は限られている」「原因は自分にあるかもしれないが、他にもいろいろ悪条件が重なっている」「この状況のおかげで、かえって物事がよく見えてきた部分もある」等と、受け止めることが出来れば、建設的な解決策に向かって忍耐強く思考も働くでしょう。学生が一人でそこにたどり着けないとき、教員は、それとなく、さりげなく、そちらに導けると良いですね。

これから本格導入する学修ポ-トフォリオは、ある学修成果に至る過程を蓄積するので、過程の分析が可能になるはずです。悪いと思っていた状況からも建設的なものが生まれうることを、学生や教員に具体的に客観的に示す上でも、とても役立つでしょう。そうすると、前回の学長短信で述べた「肯定的側面の自己複雑性」の増加に結びつきます・・・結びつけましょう。

参考図書:
野口桂子著「子どもはみんなヒーローになれる~楽観思考を育てよう~」評言社

別件の、うれしい便り2件です。

1. 海洋生物科学科の4年、関戸悠貴君が、お盆前にオランダで開かれたバトンの世界大会(第7回WBTFインターナショナルカップ)に出場し、団体2位、個人7位のすばらしい成績を収めました。
詳しくは学長室ブログ
http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2013/08/blog-post_29.html
をご覧ください。

2. 工学部の「みらい工学教育プロジェクト」の一つとして、機械システ ム工学科の1,2年生中心のグループが、「EV学生作成プロジェクト」の作品を持って「四国EVラリー2013」に昨年度に引き続き参加し、見事クラス優勝をしました(クラス:鉛酸バッテリを搭載、充電用電源単相200V以下)。このアクティブラーニングで、学生の積極性がとても増しているようです。教職員の皆様の側面支援に感謝します。
詳しくは学長室ブログ
http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2013/09/ev2013.html
をご覧ください。 


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