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学長短信(松田文子 学長) 
Rector Statements by Fumiko Matsuda President

「学長短信」は、牟田泰三前学長が始めたもので、福山大学の大学運営を、どのような考えに立って、どのような方針で進めているのか、などについて、学長から教職員の皆さんに伝えるために、メールで届けているものです。

「学長短信」は、学内の皆さんに読んで頂くだけでなくて、大学外の方々にもこれを読んで頂いて、福山大学のことをより多く知って頂きたいと思います。そこで、前学長のものも含め、「学長短信」のバックナンバーを全て福山大学ホームページにアップすることにしました。

学外の皆さんにも、是非この機会に読んで頂きたいと思います。

☆ 学長短信 ☆ No.30 2012.09.01

知的資産-その2

残暑はまだまだ厳しいですが,空の色も,風のそよぎも,虫の音も,秋のものになりました。暑さにも冷房にも弱い私は,9月と聞いて,ほっとしています。

さて,「福山大学発! リレー講座」の6月講座の講師,古賀智敏先生(経済学部非常勤講師・神戸大学名誉教授)から,知的資産経営と知的資産経営報告書についての,若干の参考文献をいただき,お話も伺いました。おかげで,「知的資産」の「その2」を本日お届けできます。

20世紀のプロダクトの時代に対し,21世紀を知識集約型のナレッジの時代ととらえ,企業の価値創造の主たる源泉が,機械・設備といった有形財投資から人材,技術,組織力,ネットワーク,ブランド等の知的資産に変わってきた,というのが,基本的な認識であろうと思われます。そして知的資産経営という考え方が,まず北欧から生まれた,というのも大変興味深いところです。知的資産経営とは,古賀先生によれば,「企業の持続的発展を図るために,自社の強みないし差別化の源泉として,知的資産を活用した他者がまねすることが出来ない経営のやり方」です。

そこで知的資産経営を行いその報告書を作ろうとすると,まず本学の知的資産を「知る」必要があります。それにもとづいて「今後のビジョン」を立てます。素人の私の見るところ,ここまでの手法は,昨年度,本学の長期ビジョン委員会の第一部会(学部学科の統合・再編)で,冨士副学長が使われた,SWOT分析*にかなり近いものと思われます。ここからさらに,過去から現在までの知的資産の活用状況と将来に向かっての知的資産の活用目標を,価値創造のストーリーとしてまとめると,前回の学長短信で述べた知的資産経営報告書に近いものになると思われます。報告書は,本学と本学を支える内外のステークホールダーとのコミュニケーションツールとして,あるいは本学の知的資産経営を深めるマネジメントツールとして,様々に活用されます。このようにSWOT分析の後が,知的資産経営報告書の本領といえましょう。

分析と報告書作成の定型は必ずしもなく,まだまだ進化の途上のようです。教職員の皆さん,まずはご自分の学部・学科から試みてみませんか。

*SWOT分析:内部環境としての強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)と外部環境としての機会(Opportunities)・脅威(Threats)を分析することが組織改革の時に重要な視点であるとし,企業経営ではかなり以前からよく使われている。(冨士副学長のメールより)

参考文献
独立行政法人 中小企業基盤整備機構「事業価値を高める経営レポート(知的資産経営報告書)作成マニュアル改訂版」2012年(http://www.smrj.go.jp/keiei/chitekishisan/059975.htmlからダ ウンロード可能)

ところで,本学学友会サッカー部が,2012年度全広島サッカー選手権大会で優勝し,第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会に3年ぶり5度目の出場を決めました。すばらしい本学の知的資産の一つです!


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