スマートフォン用タイトル画像

福山大学 > 大学概要 > 学長短信(松田文子 学長) > ☆ 学長短信 ☆ No.28

学長短信(松田文子 学長) 
Rector Statements by Fumiko Matsuda President

「学長短信」は、牟田泰三前学長が始めたもので、福山大学の大学運営を、どのような考えに立って、どのような方針で進めているのか、などについて、学長から教職員の皆さんに伝えるために、メールで届けているものです。

「学長短信」は、学内の皆さんに読んで頂くだけでなくて、大学外の方々にもこれを読んで頂いて、福山大学のことをより多く知って頂きたいと思います。そこで、前学長のものも含め、「学長短信」のバックナンバーを全て福山大学ホームページにアップすることにしました。

学外の皆さんにも、是非この機会に読んで頂きたいと思います。

☆ 学長短信 ☆ No.28 2012.07.01

笑顔―その2

前回の学長短信では,笑顔がそれを見る他者に与える効用についてお話ししました。もちろん,笑顔は,笑顔を示す本人の心身にも,よい効果をもたらすといわれています。曰く,笑顔ないし笑いは,血液の循環を改善し,様々な免疫機能を高め,ストレス関連の神経伝達物質の生成を抑制し,
・・・
というわけで,「笑顔であいさつ」は,自分のためにもぜひ励行しましょう。

「笑っておれるか!」とぷんぷんされている方,実は作り笑いでも,本物の笑顔と同様の効果があることを実験的に明らかにした人がいます。その実験では,唇を横に拡げて箸を横にくわえている場合を,口をすぼめて箸を縦にくわえている場合と比較しています。箸を横にくわえていては,スマイルすることは不可能ですが,形態的にはスマイルに似ています。要するに,作り笑い状態です。他方,箸を縦にくわえていては,スマイルすることも出来ませんし,形態的にもスマイルにほど遠いです。興味深いことに,5分間箸をくわえていた後では,横にくわえていた場合のみ,当人の幸福感が増しました。また,その状態で簡単な作業をしてもらったときには,快感情を感じているときと同様の脳の神経活動の特徴が見られたというのです。

この研究結果,いかがですか。「浮き世には,つらきことのみ多かりき」ではありますが,少し無理をしても,笑顔で過ごしたくなりませんか。

「楽しいから,うれしいから,おかしいから,笑顔になる」と私達は思いがちですが,現代の脳神経科学は,怒りや不安のようなネガティブなものも含め,そのような感情を意識する前に,すでに行動(筋肉の動き)は準備されていることを教えてくれます。このこともなかなか示唆に富んでいますね。

参考文献:

池谷裕二 2004 進化しすぎた脳 朝日新聞社
マーティン,R. A. 2011 ユーモア心理学ハンドブック 北大路書房
Wiswede, D., et al. 2009 Embodied emotion modulates neural signature of performance
monitoring. PLoS ONE, 4(6).

よい便りを1件。

経済学部の1年生が,JAICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストで,国際協力特別賞を受賞しました。75000人の応募のうちの上位22人に入ったのだそうです。高校生の時の応募ですが,大学でますます磨きをかけてほしいものです。JAICAから研修旅行に招待されているとか・・・。このところ,経済学部の学生の受賞が続いています(詳細は,経済学部ホームページ)。


PAGE TOP