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学長短信(松田文子 学長) 
Rector Statements by Fumiko Matsuda President

「学長短信」は、牟田泰三前学長が始めたもので、福山大学の大学運営を、どのような考えに立って、どのような方針で進めているのか、などについて、学長から教職員の皆さんに伝えるために、メールで届けているものです。

「学長短信」は、学内の皆さんに読んで頂くだけでなくて、大学外の方々にもこれを読んで頂いて、福山大学のことをより多く知って頂きたいと思います。そこで、前学長のものも含め、「学長短信」のバックナンバーを全て福山大学ホームページにアップすることにしました。

学外の皆さんにも、是非この機会に読んで頂きたいと思います。

☆ 学長短信 ☆ No.20 2011.12.01

「ゲノムと病気」

福山大学発! リレー講座」は,毎月1回,福山駅北口正面にある福山大学社会連携センター(宮地茂記念館)で,おこなわれています。私はほぼ皆勤で聴講しています。学長の仕事の一部という気持ち
もありますが,本学の教員がそれぞれ自分の得意領域の話しをされるので,大変におもしろいのです。一般の方に比べて,本学の学生や教員の聴講の少ないのは,もったいない気がします。
11月24日は薬学部の松井隆司教授の「ゲノムと病気」でした。遺伝子研究の最近の発展のすばらしさを大変わかりやすく話してくださいましたが,それが人間の幸福に結びつくのかどうか,・・・なかなか色々と後に引くお話でした。

人間は誰しもがおおよそ30億この塩基配列の文字リストをゲノムとして持って生まれ,この設計図にしたがって,環境要因と相互作用しながら,人生を送る,ということのようで・・・,しかもそのゲノムの個人間の差異は,わずかに0.1%程度,・・・「あいつ,けしからん!」と怒ってみても,しょせん「目くそ鼻くそ笑う」ですね。他方で,この30億文字の中に,ちょくちょく(0.1%程度)混じっている異変や欠落(というと負のイメージですが,これが個性でもあるのでしょう)が,ガンや糖尿病などの生活習慣病のかかりやすさに影響するというのですから,侮れません。一つ一つの異変や欠落から来るリスクはわずかでも,それらリスク因子がうまく(まずく?)組み合わさるとハイリスクな素質となる,ということのようです。
さて,本学のリスク因子は何でしょう。まずく組み合わさってハイ
リスク体質にならないようにしないといけないのですが・・・。

さてさて,10年前には数十億ドルかかっていたゲノム解読が,数年後には1000ドル足らずでできそうなのだそうです。「あなたは,ゲノムリストを受け取りたいですか?」というのが,松井先生が最後に聴衆に投げかけられた質問でした・・・眠れなくなりますね。

早くも今年も最後の月になりました。お互い,あわただしい1年でした。風邪など引かれませんよう,よいお年をお迎えください。


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