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学長短信(松田文子 学長) 
Rector Statements by Fumiko Matsuda President

「学長短信」は、牟田泰三前学長が始めたもので、福山大学の大学運営を、どのような考えに立って、どのような方針で進めているのか、などについて、学長から教職員の皆さんに伝えるために、メールで届けているものです。

「学長短信」は、学内の皆さんに読んで頂くだけでなくて、大学外の方々にもこれを読んで頂いて、福山大学のことをより多く知って頂きたいと思います。そこで、前学長のものも含め、「学長短信」のバックナンバーを全て福山大学ホームページにアップすることにしました。

学外の皆さんにも、是非この機会に読んで頂きたいと思います。

☆ 学長短信 ☆ No.102 2018.03.20

本学の学びを糧に、未知の社会に道を切り開く!

 3月20日、今日は、卒業式でした。卒業していく若者に希望を託して、
次のような式辞を述べました。

***********
 皆さん、ご卒業おめでとうございます。在学中にはたくさんのことを学
び、経験し、多くの人間関係を築かれたことと思います。それらを糧とし
て、社会に出た皆さんが大きく花開かれることを、こころから期待してい
ます。そしてご臨席いただいておりますご家族の皆様、本日は誠におめで
とうございます。ご家族の皆様の長きにわたる物心両面でのご支援に、教
職員一同、こころから感謝申し上げるとともに、こうして若さと知力にあ
ふれる若者約650人を新たに世に送り出すことができることを、こころか
ら喜び誇りに思います。
 卒業生の皆さんは、4年間あるいは6年間勉学を続け、本日卒業式を迎え
ることが出来たわけですが、それを誇りに思うと同時に、今日までの皆さ
んの勉学や生活を支えてくださった家族や仲間、そして社会の人々に感謝
の気持ちを忘れないようにしましょう。これからは皆さんが社会に出て、
支える側になります。1975年に開学した福山大学は、皆さんを含めてこれ
までに、約35,000人の卒業生を送り出してきました。その中からは、すで
に備後地域を中心に全国の様々な地域で、リーダーや中核となって社会を
担う人材が輩出しており、そこに皆さんも仲間入りすることになるので
す。卒業生は本学の宝であると同時に、社会は皆さんに大きな大きな期待
を寄せています。
 さて、皆さんへの入学式告辞で私はこのように述べています。「皆さん
は一人ひとり、夢を持ってこの大学に入学されたことと思います。夢はい
つか覚めます。覚めないようにするには、夢を具体的な目標にする必要が
あります。そして、目標達成のための手段を考え、計画を立て、試行錯誤
を重ねながら実行していく必要があります。大学での学びを丸ごと、この
目標実現のためのアクティブ・ラーニングにしましょう」と。
 皆さんいかがですか。きっと夢はそのままの形では、実現されていない
でしょう。でも、入学時には思いもよらなかった、多くの人との出会いが
あり、そしてそれらに支えられながら、同時にあなたも他の人を支えなが
ら、多くのことを成し遂げてきたことと思います。そうして得たものを糧
として、皆さんは今まさに、有為で貴重な社会の担い手として、社会に出
て行くのです。
 しかし、その社会は、現在、なかなか難しい問題をたくさん抱えていま
す。国際的に見れば、民主主義の根底にあるべき寛容の精神が失われる方
向にあるのではないかと危惧され、あちこちで国と国、地域と地域の欲望
がぶつかり合い、人々の分断が起こっています。また、幾何級数的に進歩
するコンピュータ技術も、人々に多様で多大な恩恵をもたらす一方で、将
来の人間の仕事のありようへの不安も生み出し、さらにコンピュータウイ
ルスやサイバーテロといった新たなそして強大な脅威を、人工的にもたら
してもいます。このグローバル社会においては、これらと無関係に日本の
国が成り立つことも、私たち一人ひとりが社会人として生活することも不
可能です。
 そして、さらに我が国は、少子超高齢化、人口減少の下でどのような持
続可能な社会をどのように作っていくのかという、これまで経験したこと
のない、外国にも解決のモデルのない、新しいタイプの難問を突きつけら
れています。
 皆さんがこれから支え作っていく社会は、このようになかなか先の見通
しのつきにくいものであり、また困難の予想されるものではありますが、
それだけに皆さんが大学時代に学んで身につけた知識、技能、態度、それ
らを総合して発揮する人間力への期待も大きいのです。皆さんと同世代の
若者の内、大学で学ぶ機会を得た者は、半数しかいないのです。
 さて、福山大学の建学の精神は「地域社会に広く開かれた大学として、
学問のみに偏重するのではなく、真理を愛し、道理を実践する知行合一の
教育によって、人間性を尊重し、調和的な人格陶冶を目指す全人教育」で
す。その理念に沿って、皆さんは在学中に、専門的な知識や技能はもちろ
ん、情報リテラシーや語学力のような現代的教養も身につけました。また
課題発見力、課題解決力、感情統制力、コミュニケーション力、プレゼン
テーション力といった汎用性のある力も身につけました。さらに、責任
感、協調性、倫理観というような態度も身につけたことと思います。特に
最後の態度については、基礎的な力あるいは汎用性のある力を人間力とし
て社会に生かすときに、今後ますます重要になるでしょう。
 大学教育の成果として今皆さんが手にしているこのような様々な能力と
態度に支えられた自信と希望を心の糧として、社会に出てもそれぞれの場
所で核となる人材となり、向かってくる困難に打ち勝って、その地域を支
え、そこから世界に発信し、ローカルにもグローバルにも、活躍していた
だければと、心から期待しています。
 では皆さんのこれからのご活躍を願って、もう一度、「ご卒業おめでと
うございます」と述べ、式辞を終わりとします。

平成30年3月20日
*********

学生の活躍です。
(1)ソフィア大学からの交換留学生(人間文化学部)のペトロフ・マル
ティン君が「第26回外国人留学生による日本語スピーチコンテスト」(外
国人留学生を支援する会、ふくやま国際交流協会主催)において優秀賞を
受賞しました。
詳細は、学長室ブログで。
http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2018/03/blog-post.html





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