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学長短信(松田文子 学長) 
Rector Statements by Fumiko Matsuda President

「学長短信」は、牟田泰三前学長が始めたもので、福山大学の大学運営を、どのような考えに立って、どのような方針で進めているのか、などについて、学長から教職員の皆さんに伝えるために、メールで届けているものです。

「学長短信」は、学内の皆さんに読んで頂くだけでなくて、大学外の方々にもこれを読んで頂いて、福山大学のことをより多く知って頂きたいと思います。そこで、前学長のものも含め、「学長短信」のバックナンバーを全て福山大学ホームページにアップすることにしました。

学外の皆さんにも、是非この機会に読んで頂きたいと思います。

☆ 学長短信 ☆ No.12 2011.04.03

新しい世界と出会い,新しい自分を発見する

4月3日の今日は,入学式でした。福山大学自慢の桜はまだ2分咲きでしたが,お天気にも恵まれ,東日本大震災の被災地の方々に対して申し訳ないような気持ちにもなりながら,入学式を挙行しました。以下が告辞です。

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新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます。ようこそ福山大学においでくださいました。福山大学教職員一同,そして在校生一同,新しい仲間を迎えることが出来たことを心から喜び,心から歓迎します。また,ご臨席のご家族の皆様には,ここまで育て,そして福山大学へと,物心両面でご支援いただきましたこと,こころより感謝申し上げます。新入生とそのご家族の皆様のご期待に十二分に応えて,これから卒業までの期間,新入生の皆さんの広範な人間形成に向け,教職員一同全力を挙げて取り組む所存です。ご家族の皆様には,引き続いての物心両面でのご支援を,よろしくお願いいたします。

さて,福山大学は,今年度創立36年目を迎えます。卒業生総数はおおよそ3万人で,その中から備後地域を中心に,地域のリーダーや中堅となる人材がつぎつぎと出てきています。創設者による建学の精神は,「人間性を尊重した調和的な全人格陶冶を目指す全人教育」ですが,この精神は,5学部14学科を擁する,人文社会系,理工系,医療系を含む中国地方唯一の私立総合大学となった今日まで,脈々と続き,私ども教職員が行う教育支援の中心的理念となって受け継がれています。他方で,学生の気質の変化や社会のニーズの変容に対応して,教育内容や方法については,特にここ数年,本学は教育改革に精力的に取り組んでおり,現在私どもは自信を持って,新入生の皆さん一人ひとりに合った教
育を提供できるシステムを構築しています。この福山大学の教育システムの下で,着実に知識を蓄え,技能を磨き,未来を指向して社会に貢献する態度を身につけて,福山大学を卒業あるいは修了して行かれることを期待しています。

さて,教育システムの具体は,明日からのオリエンテーションでおいおい担当の教員が説明することとしまして,そのシステムのバックボーン(精神)ともいうべきものについて,少しお話ししたいと思います。近年ますます科学・技術の進歩は速く,それに伴って社会の変化はグローバルになり,そして一人ひとりの生活も,日本の社会のありようも,世界の動きも,未来の予測がますます難しくなってきました。そのような時代の様相は,時に若者を不安にし,刹那的にするかもしれません。このような時代環境の中にあって,新入生の皆さんは何を大学での人間形成の目標にされているでしょうか。

大学では,高等学校までの教育機関と比較し,非常に多くの人と,それも多様な人と,日々出会うことになると思います。大学の中だけでも,学生と教職員合わせて4千人近くいて,様々の領域で様々に活動しています。それは総合大学ならではの強みでもあります。さらに,地域の様々の人ともボランティア活動,インターンシップ,学外実習等々で交わります。人との出会いは,新しい世界との出会いであり,新しい自分との出会いでもあります。今の自分の殻に閉じこもることなく,まず積極的に他者と交わり,それによって自分の世界を広げていってください。それが皆さんが社会に出て行ったときの大きな力になります。またそれぞれの学部・学科で専門的なことを学びますが,そのとき学び方も学びましょう。今の時代,何かについての知識・技能・資格を身につけたら,それで一生がわたれる,ということはありません。一生学び続けて,変化する社会を生き抜く,生涯学習の時代です。そのためには未知の新しいことを学ぶときの学び方をしっかり身につけておく必要があります。大学は,学び方を学ぶ最良の場です。

さらに,学んだことは積極的に使ってみましょう。現代という時代においては,知識を持っていることが重要なのではなくて,それが活用できる,と言うことがとても重要です。人の輪を広げて世界を広げる,学び方を学ぶ,学んだことを活用することを学ぶ。これらはすべて相互に関連しています。そしてこれらはいずれも,卒業後の人生設計のために,大学にいる間にぜひ学んでいただきたいことです。本学では学部の1年次の時から,必修のキャリア教育が始まります。人生の目標を定め,人生設計を立てる,そのための自己探求と自己形成の期間として,本学で多くのことを学んでいただきたい,それが創設者の言う「人間性を尊重した調和的な全人格陶冶を目指す全人教育」の今日的意味でもあります。

新入生の皆さんの実り多い大学生活をこころから願い,そして私達教職員は惜しみなくそれを支援することをお約束して,入学式告辞とします。

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別件のよい知らせです。本学のメディア情報文化学科の学生が,ACジャパン第7回公共広告CM学生賞「優秀賞」を受賞しました(応募作品数156編)。おめでとうございます。


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