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学長短信(松田文子 学長) 
Rector Statements by Fumiko Matsuda President

「学長短信」は、牟田泰三前学長が始めたもので、福山大学の大学運営を、どのような考えに立って、どのような方針で進めているのか、などについて、学長から教職員の皆さんに伝えるために、メールで届けているものです。

「学長短信」は、学内の皆さんに読んで頂くだけでなくて、大学外の方々にもこれを読んで頂いて、福山大学のことをより多く知って頂きたいと思います。そこで、前学長のものも含め、「学長短信」のバックナンバーを全て福山大学ホームページにアップすることにしました。

学外の皆さんにも、是非この機会に読んで頂きたいと思います。

☆ 学長短信 ☆ No.87 2017.02.01

認知行動療法(2):省みて自分の考え方のクセを意識し、変える

昨年の10月の学長短信No.83に続いて、今回も認知行動療法の話です。
前回、うつ状態の人には、「自分」、「自分を取り巻く世界」、そして
「自分の将来」に対する否定的認知の3徴候 という考え方のクセがあり
がち、というお話がありましたね。しかし当の本人は、必ずしもそれに
気づいておらず、そしてそのクセが自分の行動や感情に影響しているこ
とにも気づいていないことが多いのです。そこで今回はそのクセに気づ
いて、さらにそれをうつ状態から脱する方向に変える方法について、学
生相談室の松本カウンセラーに語っていただきます。




 自分では気がついていない、考え方のクセに着目するための方法とし
て、私は相談に来られた方に「記録を取っていただく」ことをよくお願
いしています。すなわち「どのような嫌なことがあったか」、「その時
にどんな感情がでてきたか、どんな行動をとったか」、「その時、頭に
どんな考えがよぎったか」について書いてきてもらいます。こうして記
録していると、自分はどのようなことにストレスを感じるのか、自分は
ストレスを感じた時に、どのような考え方をしがちなのかということに
気づくことができます。「自分のしがちな考え方」に自分で気がつくこ
とが、考えを変えていくための第一歩となり、そこからどのように考え
方(認知)を変えるかについては、いろいろな方法がありますが、例え
ば「どのように考えれば周りの人も自分も楽しくかつ快適になれるのだ
ろうか」と考えていくこともその一つです。そういう取り組みを繰り返
しながら、学生が快適に生きていけるように自己調整する術(すべ)
を、カウンセラーは育てていると言ってもよいでしょう。
また最近では、学生に嫌なことを記録してもらうのではなく、自分がし
てきたことを記録して来てもらうことも多いです。「自信がない」、こ
ういう表現を相談室でする学生は多くいますが、たとえば、提出した課
題やレポートをスマホのメモ帳などに記録する、これだけでも、1か月、
3か月と積み重ねると「(とてもしんどい状況だけど)自分はたくさんの
課題をやってきた」という実感を持つことが出来て、本人の自信につな
がる、ということもあるのです。

教職員の皆さん、いかがですか。学生相談室ではこのような取り組みも
しているのですよ。悲観的な考えにとらわれている学生や、何となく自
信が持てない様子で、端から見ていて歯がゆい学生(同僚も)がいまし
たら、ぜひ学生相談室の利用を勧めましょう。

 ところで、今年の1月1日の学長短信No.86では、「笑顔で1年を!」と
いう題で、笑顔の効用を述べました。まったく偶然ですが、I教授は、元
旦に福山八幡宮でおみくじを引いたところ、「笑う門には幸来たる、ねて
もさめてもにこにこと・・・」だったと、おみくじのPDFを送ってくださ
いました。思わず笑いました!


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