スマートフォン用タイトル画像

福山大学 > 大学概要 > 学長短信(松田文子 学長) > ☆ 学長短信 ☆ No.68

学長短信(松田文子 学長) 
Rector Statements by Fumiko Matsuda President

「学長短信」は、牟田泰三前学長が始めたもので、福山大学の大学運営を、どのような考えに立って、どのような方針で進めているのか、などについて、学長から教職員の皆さんに伝えるために、メールで届けているものです。

「学長短信」は、学内の皆さんに読んで頂くだけでなくて、大学外の方々にもこれを読んで頂いて、福山大学のことをより多く知って頂きたいと思います。そこで、前学長のものも含め、「学長短信」のバックナンバーを全て福山大学ホームページにアップすることにしました。

学外の皆さんにも、是非この機会に読んで頂きたいと思います。

☆ 学長短信 ☆ No.68 2015.08.01

大学の第3のミッション

暑いですね。暑中お見舞い申し上げます。

----------------

さて、先日、福山商工会議所より、7月議員全員協議会で、1時間の講話をしてほしいと頼まれました。「開学40周年を迎えた福山大学の将来像など」ということでした。30枚あまりのスライドを用意して、7月24日に話をしてきましたので、その内容をここで簡単に紹介し、教職員の皆様と本学の今後についての思いを共有できれば、と思います。

まず福山大学の現状を、(1)キャンパス (2)学部・学科、研究科(3)構成員 (4)研究関連施設 (5)ミッション (6)教育システム:学士力の保証、質の高い就職の保証、に分けて紹介しました。

次に、福山大学の課題です。まず、日本の国の課題と地方の課題、すなわち、少子高齢化、人口減少、大都市への人口集中、そして地方の衰退の問題について述べ、そこから生じる地方私立大学さらに福山大学の課題に入りました。これからの18歳人口の減少による入学生の減少圧力の増加、学生の学力・興味・関心の多様化とそれによる教員の教育負担の増加、ひいてはそれが研究力の低下につながりかねないこと、などです。

そして最後に福山大学の展望として、おおよそ、次のようなことを述べました。

大学には、(1)教育・人材育成、(2)学術的貢献、(3)社会連携・社会貢献の3つのミッションがあり、今日では、第1,第2のミッションも第3のミッションである社会連携・社会貢献志向があって、初めて有効性をもって可能になるのではないか、・・・すなわち、第3のミッションにつながる第1のミッションの充実、第3のミッションにつながる第2のミッションの充実が、福山大学の発展的な展望につながる唯一の道ではないかと思います。

大学の教育をキャンパス内に閉じ込めていては、「地域の中核となる幅広い職業人の育成」という第1のミッションである人材育成さえ十分には達成出来ません。授業でも、地域を学び、地域から学ぶ科目をさらに充実させ、地域に根ざしたグローバル人材の育成にも力を入れ、地域と連携したアクティブ・ラーニングを拡充し、授業外でも、プロジェクトMに代表されるような地域と連携した学生の活動を推奨していきます。

研究においても、「バラの酵母菌で瀬戸内・福山の六次産業を醸すプロジェクト」「衛星と地上センサーネットワークロボットの共同による土砂崩れ予測システム基盤構築研究」のような地域の課題解決を視野に入れた研究を、地域との協力関係を築きながら拡充していきましょう。そのためには、産学官の共同研究等の拡充あるいはそこに至る産学官の交流の場や研究会を、もっともっと活発にしていく必要があります。(ここで、福山大学社会連携センターとビジネス交流会:福山未来が主催する、8月9日(日)の「2015年度 福山大学研究成果発表会」も紹介。)

加えて、本学が中心となって備後地域の大学連携を促進して、本学だけでなく、この地域の大学の魅力を全体として増大することも必要で、それによって若者を地域の大学に引きつけ、また産学官金連携によって若者の進学支援を行うことにより大学進学率を高め、多くの優れた人材を地域の大学から地域へ送り出すことが出来れば、地域と企業の活性化につながり、ひいては地域に若者が定着することになるでしょう。それが地域創生ということだと思います。備後圏域の活性化と福山大学の発展は連動しており、このような意味での本学の発展を、開学50周年に向けて目指したいと考えています・・・ということで、話を終えました。残念ながら、質問等はありませんでした。

別件です。

国際交流に関係した事業で応募していたもの2種が、採択されました。


  1. 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(さくらサイエンスプラン)に、昨年度に引きつづき採択されました(実施責任者:経済学部 許霽教授)。貴州師範大学から、8月下旬に福山大学の最新の科学技術を学びに、10名の学生がやって来る予定です。昨年度は工学部のみの参加でしたが、今年度は、生命工学部や人間文化学部(心理学科、メディア情報文化学科)も参加します。なお、広島県内採択校は、広島大学と本学のみです。詳細は、
    http://www.fukuyama-u.ac.jp/abroad/abroad-news/entry-2355.html
  2. 「広島県大学提案型モデルプロジェクト支援事業」(広島県の高等教育機関が、諸外国の高等教育機関からの新たな留学生の受入れを促進するために実施する取組みについて、県が支援)に2件応募し2件とも採択されまし
    た。昨年度も1件申請、1件採択となっており、2年連続の採択です。昨年度は新たな協定校を発掘し、ダブルディグリー取得目的の編入生を受け入れるプログラム(実施責任者:経済学部 李森教授)でしたが、今年度は、同様
    の主旨1件に加え、上海、香港、台湾の3会場で筆記試験とSkypeを利用した面接等を行うという新しい方式の留学生選抜プロジェクトの採択です(いずれも実施責任者:経済学部 許霽教授)。後者により、来年4月に優秀な留
    学生が1年生として入学することが期待されます。
     また、昨年度の採択事業が延辺大学との大学間協定の締結という形で実を結び、7月29日に代表団を迎えて本学で調印式が行われました。本学14番目の外国の協定校です。詳細は、 
    http://www.fukuyama-u.ac.jp/abroad/abroad-news/entry-2387.html


PAGE TOP