スマートフォン用タイトル画像

福山大学 > 大学概要 > 学長短信(松田文子 学長) > ☆ 学長短信 ☆ No.54

学長短信(松田文子 学長) 
Rector Statements by Fumiko Matsuda President

「学長短信」は、牟田泰三前学長が始めたもので、福山大学の大学運営を、どのような考えに立って、どのような方針で進めているのか、などについて、学長から教職員の皆さんに伝えるために、メールで届けているものです。

「学長短信」は、学内の皆さんに読んで頂くだけでなくて、大学外の方々にもこれを読んで頂いて、福山大学のことをより多く知って頂きたいと思います。そこで、前学長のものも含め、「学長短信」のバックナンバーを全て福山大学ホームページにアップすることにしました。

学外の皆さんにも、是非この機会に読んで頂きたいと思います。

☆ 学長短信 ☆ No.54 2014.07.01

仕事の中で人が育つ

いよいよ夏ですね。暑いのは苦手です。アスファルトの上で伸びているミミズを見ると、思わず我が身を重ねて、「大丈夫か」と声をかけてしまいます。

------------------

さて、自分が読んで面白かったり感動した本が,新聞等の書評に取り上げられると、なんだかうれしいものです。最近中国新聞の書評欄で、経験しました。書評に載った中沢孝夫著「中小企業の底力」は、読みやすく、時に常識を裏切って楽しく、かつとても勉強になりました。著者は、とにかく実地を歩いて、人に会って、その調査結果に基づいて本を書く人のようです。調査対象はほとんど中小企業(これが日本の産業を支えている!)。その結果、「よい会社の共通点」は、職場が社員を成長するのを助ける仕組みを持っていること、またそういう会社は長続きするとのことです。若者を使い捨てする会社も、即戦力を引き抜いてくる会社も、一時的には良くても長続きはしないようです。

大学には、学生と教職員がいます。学生の成長を助ける仕組み、すなわち教育システムの改善・革新に絶え間なく努力しているわけですが、教職員の成長するのを助ける仕組み作りも,それに劣らず大切なことをついつい忘れがちです。FD、SDは、本学でもずいぶん盛んになってきましたが、まだまだ目標に向かっての組織的取り組みにはほど遠く、「昨年通り」「前例あり」に安住しがちであることを、自戒しましょう。

中小企業と言えば、この備後地域は、オンリーワン、ナンバーワンの中小企業の、地方ではまれに見る集積地。中沢孝夫氏にとっては、とても魅力的な探求の地ではないでしょうか・・・ということで、なんと氏は、この4月より本学経済学部の教授に赴任されました。すでに、新たな調査のネットワークが着々と形成中のようです。備後に根ざした新たな著作を目にするのも、そう遠いことではないでしょう。

参考図書:
中沢孝夫「中小企業の底力」ちくま新書(2014.6.15中国新聞に書評あり)
中沢孝夫「就活のまえに~良い仕事、良い職場とは?」ちくまプリマー新書
(なお、中沢教授については、学長室ブログもどうぞ http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2014/05/blog-post.html)

「就活のまえに~良い仕事、良い職場とは?」は、同じ題材にもとづいて、学生に向けて書かれています。就活の前に仕事や職場の見方を身につけておくのに適した好著です。「自分未来創造室」には購入して置いてあります。

良い便りを1件!
生命工学部生命栄養科学科の渕上倫子教授が、その優れた研究業績を評価されて日本家政学会賞を受賞されました。おめでとうございます。(学長室ブログにも登場              )

さらにもう1件、こちらは、わくわくするようなお知らせです。
「我龍」、ご存じですか。日本の伝統楽器である和太鼓と欧米で生まれたドラムが、この備後の地で融合し、今や世界的な活動を始めています。地域から世界へ、という本学の目指すグローバル化にぴったり! 本年度の「学長からの贈りもの」の第一弾として、7/17(木)16:20~17:50,本学の大学会館で公演です。学生、教職員、そして地元の皆様、新しい発想をぜひ楽しんでください。


PAGE TOP