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薬学科 > 教員紹介 > 山下 純

薬学科
Department of Pharmacy and Pharmaceutical Sciences

山下 純(やました じゅん)

【職名】

准教授

【学位】

博士(公衆衛生学)

【専門分野】

ヒューマニズム・コミュニケーション(薬学教育)、公衆衛生学、社会薬学、災害精神衛生学

【メッセージ】

薬剤師や薬学に携わる人は、大学で薬の基礎研究、研究機関等で新薬開発や医薬品医療機器の安全性調査に始まり、病院で治験(安全性試験)や市販後の調査、保険調剤薬局で服薬指導や健康相談等を行ってきました。近年は、活躍の場を地域に住む患者さんのお宅に広げて新たな業務を実施しています。人々の健康にいろいろな形で貢献している薬学の世界をのぞいてみませんか?

【リンク】

研究者情報

■薬剤師の特殊なコミュニケーション能力?!

薬剤師さんは、コツコツ努力する人が多いと思います。しかし、積極的に人前に立って話すことが苦手だったりする場合があります。会話がもともと得意でない人もいるでしょう。薬剤師という専門職に必要なコミュニケーションのスキルには、患者さんが話す内容からお薬が適切に効いているか、逆に副作用は起きていないかを、上手に引き出す能力があり、いろいろな患者さんとの会話を通じて、経験的に習得しています。そこで経験の少ない新人の薬剤師でも習得できるコミュニケーションの教育方法が開発できないか、調査研究を続けています。

患者さんとのコミュニケーションが薬の効果・副作用評価に大切


■お薬の添付文書をわかりやすくしたい!

皆さんは、薬局やドラッグストアで買ったお薬を使用する時、箱の中に入っている添付文書をきちんと読みますか?服用しようとしているお薬について重要な情報が書いてあるにもかかわらず、多くの人は、必要な情報が見つけにくい等の理由で、箱から取り出しても読まないでお薬を飲んでいることがあります。そこで、文字情報のわかりやすさや分量、記載の仕方(レイアウト)、ピクトグラム(イラスト)の挿入等から、どのような工夫をすれば、添付文書から必要な時に必要な情報を見つけることができるのかを、調査研究しています。

「医師の治療を受けている人又はほかの医薬品を服用している人」のピクトグラム(倉田ら. 医薬品情報学. 2016. 18(4), 223-234より引用)


■セルフメディケーションは、自分自身(セルフ)だけではできない?!

セルフメディケーションという言葉を聞いたことはあるでしょうか?軽微な症状であれば、医者にかかる前に、まず、「セルフ(自身)」で、「メディケーション(お薬を飲んで治療する)」という意味になります。しかし現実は、薬の専門知識を必ずしも持たない薬局の利用者にとって、薬剤師のサポートがなにかと必要となるでしょう。そこで、どのようなサポートが有効なのか、必要とされているのか、どのようにサポートできるのか、等について、調査・研究を実施しています。

ご自身の健康について気になることがあれば、薬剤師にいろいろ相談してください。


■災害のストレスが、被災者だけでなく災害支援者の心にも影響する?

災害にあった人たちは、日常生活にはないストレスを経験します。その状態が長く続くと、災害後ストレス障害(PTSD)等の精神科疾病を発症することがあります。薬剤師は専門職として、被災者の健康状態や緊急性により、必要な薬剤を調整したり、服薬していたお薬の服用状況や災害後におきた有害事象について確認したりします。しかし、日常とは異なる災害後という環境で、薬剤師もストレスを長期に経験し、精神疾患を発症する可能性があります。そのような状況に対処するために、薬剤師が知っておく必要があることは何か研究しています。

被災した小学校保健室で、災害救護活動をしている写真です。


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