■ スタッフ
教 授 岡村 信幸 NobuyukiOkamura
助 手 高山 健人 Kento Takayama
非常勤講師 小林 宏 Hiroshi Kobayashi
■ 研究内容
1.漢方薬の多成分同時分析に関する研究
桂麻剤、大黄甘草湯、大黄剤、黄連解毒湯、四逆散、Finger-Print
2.漢方薬の製剤学的研究
小青竜湯、麻杏甘石湯、大黄、センノシドA
3.漢方薬配糖体成分の腸内代謝に関する研究
芍薬甘草湯、グリチルリチン、レスポンダー、ノンレスポンダー
4.モデル動物を用いた漢方薬の薬理学的研究
五苓散、人参湯、水分過剰下痢モデルマウス
5.漢方薬成分の相互作用に関する研究
大黄甘草湯、センノシドA、腸内代謝、リクイリチン
6.漢方薬と西洋薬の薬物相互作用に関する研究
大黄甘草湯、センノシドA、下剤活性、抗生物質、リクイリチン
■ 教育内容 詳細
漢方薬物J(1年前期、1単位)では桂麻剤、柴胡剤、大黄剤、漢方薬物K(1年後期、1単位)では人参剤、理気剤、苓朮剤、滋陰剤、補血剤、駆?血剤などの処方群による薬物治療を講義している。その際、生薬の性味や効能から処方の使い分けを解説し、処方の大まかな適応を理解させ、慎重投与が必要な生薬に関して医療薬学的な説明を行っている。漢方教育において、まずは興味をもたせることが重要で、可能なかぎり体系的・論理的に教育する必要があると考える。漢方生薬実習(2年後期、1単位必修)では生薬の性状や形態の理解、煎剤、丸剤、軟膏剤の調製ならびに煎剤の試飲、さらには坐剤やゼリー剤を製剤させている。実習では生薬の鑑別や漢方薬の調剤に関する知識・技能だけでなく、患者に対する配慮(態度)も身につけさせることを目的にしている。また、症例をもとにしたスモールグループディスカッションや発表などのPBLチュートリアル教育も実習に取り入れている。
テキスト:『病態からみた漢方薬物ガイドライン』(京都廣川書店)
■ 漢方調剤
1.漢方薬の剤形
2.漢方丸剤 大甘丸(大黄甘草湯)の調製法
3.漢方軟膏 紫雲膏の調製法
4.新しい漢方薬の剤形 黄連解毒湯ゼリー剤
5.新しい漢方薬の剤形 五苓散の剤形
■ 漢方Q&A
基本問題 次のうち、間違っているものはどれですか?
1.漢方医学とは中国の医学のことである。
2.漢方薬は総て自然の薬材を用い、化学合成した医薬品を全く含まない。
3.漢方薬は穏やかに作用するため直ぐには効かない。
4.漢方薬は身体に害のない安全な薬である。
Q1.エキス剤は溶かして飲んだ方が良いのでしょうか?
Q2.食前に漢方薬を飲むと食欲がなくなることがあります?
Q3.漢方薬を飲み始めてから,お腹の調子がおかしい?
Q4.証が合っていれば副作用は起きないといわれますが?
Q5.妊婦に適応または不適応な漢方薬はどれですか?
Q6.漢方薬と西洋薬を一緒に服用して大丈夫でしょうか?
Q7.エキス剤をジュースや牛乳などで服用してもよいでしょうか?
Q8.エキス剤が変色していますが大丈夫でしょうか?
Q9.煎剤にハチミツなどを混ぜて味を調整しても良いのでしょうか?
Q10.同じ漢方薬でも煎剤とエキス剤で効果に違いがありますか?
Q11.鉄製の容器で煎じると良くないと聞きましたが?
Q12.生薬をティーバッグに入れて煎じても良いのでしょうか?
Q13.冷めてから煎じ薬をこすと良くないと聞きましたが?
Q14.煎じ薬は冷めると沈殿が出るが,これも飲んだ方が良いのでしょうか?
■ 漢方コラム『患者さんのために漢方薬を役立てる』
1.漢方薬を理解するコツ
・治癒とは治療し癒すこと
・漢方薬を体験する
・漢方生薬の特性を把握する
・麻黄を含む処方のポイント
・附子または石膏を含む処方のポイント
・大黄を含む処方のポイント
・甘草を含む処方のポイント
2.漢方薬の服薬指導における注意点
・注目されてきている漢方薬
・エキス製剤の飲み方 ・速効性のある漢方薬
・小柴胡湯による薬禍に学ぶ
・漢方薬の代表的な副作用
・本学のユニークな取り組み
3.漢方薬が得意とする治療
・元気を補う漢方薬
・水分バランスを整える漢方薬
・冷えを改善する漢方薬
・ストレスを改善する漢方薬
・終わりに
■ 福山大学漢方研究会 詳細
漢方研究会は月1回初級・中級者を対象に小林宏先生が体系的・実践的に講義している。卒前教育の充実にともない、この研究会はリカレント教育にその役割が変遷し、備後地区を中心に岡山、愛媛、香川の近県から毎回100名以上の参加者がある。
場 所:福山大学宮地茂記念館(福山大学社会連携研究推進センター)
JR福山駅北口徒歩1分(隣接する民間駐車場をご利用下さい)
日 程:福山大学漢方研究会
テキスト:『病態からみた漢方薬物ガイドライン』(京都廣川書店)
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