学長室ブログ

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 「学長短信」は、牟田泰三前学長が始めたもので、福山大学の大学運営
を、どのような考えに立って、どのような方針で進めているのか、などに
ついて、学長から教職員の皆さんに伝えるために、メールで届けているも
のです。
 「学長短信」は、学内の皆さんに読んで頂くだけでなくて、大学外の方
々にもこれを読んで頂いて、福山大学のことをより多く知って頂きたいと
思います。そこで、前学長のものも含め、「学長短信」のバックナンバー
を全て福山大学ホームページにアップすることにしました。
 学外の皆さんにも、是非この機会に読んで頂きたいと思います。
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====Fukuyama University==================Mail from President=

 ☆ 学長短信 ☆ No.26       2012/5/1 福山大学

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「単純接触効果」
                     福山大学学長 松田文子

 新年度が始まり1か月が経ちました。学部・学科に入学してきた新
入生には,何度ぐらい会われましたか。機会を捉えて,ぜひ会っ
て,出来れば声かけもしてほしいですが,それが難しければ,すれ
違う機会を増やすだけでも結構です。連休明けから現れがちな怠学
傾向の防止に効果があるかもしれません。
心理学で「単純接触効果」(mere exposure effect)という現象が
知られています。文字でも図形でも,人の顔写真でも,単なる反復
接触を繰り返すと,その繰り返し回数が多くなるにつれ,その対象
への好意度が増す,という現象です。実際の日常生活上の人物にも
当てはまるかどうかを確かめた研究者もいます。その研究では,4人
の外見のよく似た女子学生に,サクラとして週1回の講義に何度か
(0回,5回,10回,あるいは15回)出席してもらい,"出席回
数"と"その講義の最終日にスライドで示されたサクラに対する,他
の学生130人による好意度評価"の関係を調べています。4人のサクラ
は,他の学生とは話したり話しかけられたり等の相互作用を一切し
なかったにもかかわらず,講義への出席回数が多いサクラほど他学
生からの好意度も高い,という結果でした。
 教職員の皆さん,まずは学生と会いましょう! もちろん,笑顔
での挨拶ややりとりがあればなおよいです!

参考文献:川上直秋・吉田富二雄「閾下単純接触の累積的効果とそ
の長期持続性」心理学研究,2011,82,345-353.

 ところで,学長室ブログで募った福山大学の桜(偽物の「サク
ラ」ではなく本物の「桜」)の写真の中の秀作が,JR松永駅と宮地
茂記念館に展示されています!