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海洋生物科学科 > 教員紹介 > 阪本 憲司

海洋生物科学科
Department of Marine Bio-Science

阪本 憲司(さかもと けんじ)

【職名】

准教授

【学位】

博士(農学)

【専門分野】

魚類遺伝育種学,魚類遺伝生態学

【担当科目】

魚学概論,遺伝学,水産養殖の生理学,魚介類の育種,魚類の形質発現と育種など

【メッセージ】

生物多様性という言葉が、広く知られるようになりました。この多様性のなかには遺伝的な多様性も含まれます。瀬戸内海に生息している魚介類がどれほどの遺伝的多様性をもっているのか? 瀬戸内海の生物多様性を、遺伝的多様性の視点から捉えてみませんか?

【リンク】

研究者情報

■トビハゼの遺伝的集団構造を調べる!!

トビハゼは、環境省の汽水・淡水魚類レッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。トビハゼは干潟や河口に見られる魚で、瀬戸内海沿岸の泥干潟にも生息しています。しかし、工場立地等の埋め立てや、工場や生活排水の流入に伴う水質汚染等の人為的な要因によって生息数を減じていることも考えられます。トビハゼの遺伝的集団構造を調べることで、遺伝的多様性のモニタリングを行っています。

干潟のトビハゼ


■ハゼ類の環境適応能力を有用魚種へ応用する!!

トビハゼやアベハゼなどのハゼ類には、水温や塩分などの大きな環境変化に耐えて生きている種がいます。これらハゼ類における環境ストレス耐性の発現メカニズムを明らかにすることで、その能力を有用魚種に応用する育種技術の開発を目指しています。

飼育水槽の巣穴から顔を出すトビハゼ


■メバル類って、ほんとに分かれるの?

かつて1属1種とされてきたメバルは、近年、アカメバル・クロメバル・シロメバルの3種に分類されました。しかし、これら3種は形態や遺伝的な側面において完全に分けられない部分があります。そんなメバル類を形態学的・遺伝学的な視点から捉え、3種への分類に検討を加えています。

メバルの形態観察


■クローンブナを実験モデルとし、環境ストレス耐性を評価する!!

ギンブナという魚は、とっても不思議な繁殖をすることで知られています。3倍体ギンブナはすべて♀で、彼女らは自分と同じ遺伝子をもったクローンを産出します。自然界には何系統ものクローンが存在しており、これらクローン系統間の遺伝的な差異を利用することで、環境ストレス耐性の形質発現とそのメカニズムを調べています。

一腹子のクローンブナ


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