福山大学 海洋生物科学科
アサリ資源再生プロジェクト
2007、2008年



 潮干狩りは子供から大人まで皆で楽しめる、海の大きな楽しみのひとつでしょう。大潮の時期にはアサリなどを掘る人たちでにぎわう海岸風景が全国でみられます。しかし近年、全国的にアサリの生産が減少しており、その原因の究明と資源回復が強く望まれています。福山大学の因島キャンパスが立地する因島大浜地区でも、近年アサリが激減しているといわれ、アサリ資源の回復が漁民ならず地域住民の大きな願いとなっています。
  

 福山大学海洋生物科学科では、因島大浜町において、地域漁業組合、水産総合研究センター、そして地域住民の方々と協力して、アサリ資源の回復を目指したプロジェクトを2007年から開始しました。この活動を通じて、かつての素晴らしい日本の里海の回復を図ることを目指しています。

 2007年度は漁業共同組合から提供されたアサリを5月に大浜町の2ヶ所に放流し、その後の成長・生残を調べるとともに、近辺の海のアサリ幼生量や環境などについて予備的な調査を行いました。8月には放流したアサリの採取を解禁とし、、地域の方々にもアサリ採りを楽しんでいただきました。

 2008年度は、昨年の結果を踏まえ、放流域を3ヶ所に増やし、さらに効率的な放流方法や、アサリ資源回復のための調査活動を行います。5月13日には船を使って2ヶ所に0.9トンのアサリを放流し、5月19日には小浜地域において福山大学と地域住民による0.6トンのアサリの手蒔き放流を行いました。小浜地域は来年春まで禁漁とし、成長・生残や環境などの詳しい調査を行っていきます。



2007年アサリ放流の様子(2007.5.1)