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国際経済学科 オリジナル
Department of International Economics

留学生日本語スピーチコンテスト準優勝!

国際経済学科3年次生の張シエ(Cookie Cheung)さんが、広島キワニスクラブが主催する『留学生による日本語スピーチコンテストin 広島 2016』で準優勝しました!

広島県内の大学と大学院で学ぶ、5つの国と地域出身の留学生計18人が参加したそうです。

 

以下がそのスピーチ原稿です。 

 


 

私が日本に留学した理由

 

「いつもお世話になります」や「お疲れ様でした」などの挨拶は、日本でよく聞く言葉で、今日受けつけのときにも交わしたのですが、他の国ではこのような表現はなかなかないです。なぜこれまでお世話した覚えのない人からも、感謝されるのか。なぜ全然疲れてはないのに、お疲れ様でしたと言われるのでしょうか。皆様はよく慣れているかもしれませんが、外国人の私はいつも戸惑いながらも興味深く感じています。このように同じ国同士でも難しいコミュニケーションですが、違う国同士の場合はどうなるのでしょうか。

 


かつて私は中国の代表として、「アジア青年リーダーシップサミット」に参加しました。韓国、フィリピン、タイ、マレーシアから来た学生と一緒に「品質教育」、「飢饉ゼロへの挑戦」などの社会問題について議論しました。こんな大がかりなテーマ、しかも不完全な英語で、果たして結論に至ることができるのだろうか、最初は不安で一杯でした。さっそくみんなは自分の出身国の現状を紹介した上で、「どうやって国家間の協力を通じて社会問題を共に解決できるのか」について議論を始めました。そして何回も何回も熱い議論を重ねるうちに、何と意見がだんだんまとまってきたのです。異なる文化の中で生まれ育った人間同士でも、コミュニケーションを通じて、共通の価値観を築くことができるのだと感動しました。その時から、世界の平和と発展の第一歩は人間同士のコミュニケーションにありと確信したのです。

 


 コミュニケーションは根気が必要です。しかし、一筋縄ではいかないのもコミュニケーションです。ある時、神秘的な東ヨーロッパ、またIT産業に対する憧れのもと、私はウクライナに行って、あるネット広告会社でインターンシップをしました。仕事は日本の会社とロシア人の上司との間の通訳です。一応日本語も英語もできるので、大丈夫だと高をくくっていたら、大変な目に遭いました。ロシア人の上司は極めて簡潔な表現を使います。一方、日本側の返事は非常に長くて敬語がちりばめられています。例えばさっきの「いつもお世話になります」との文章。これまでつきあった覚えのない会社からも、決まってこの文句が入っており、どう訳せばいいかは悩まされます。また、日本の会社から契約許可が出るのはロシアよりずっと長く、上司はいつもいらいらして、そのとばっちりは自分まで及んでしまいます。このように、言葉が通じても、文化の相違などで、誤解や無理解を招くこともあります。異文化への柔軟な姿勢と理解はコミュニケーションと相まって、初めてよい関係を実現することが可能なのです。

 

出身校の中山大学で、私の専門は日本語でした。コミュニケーション能力を更に磨き、真の日本文化を知るために、日本にやってきました。最近の日中関係には微妙なものがあります。今年の日本の内閣府調査によると、中国に対して「親しみを感じない」人の割合は八割以上にもなるそうです。近い隣人との関係改善には、互いに自分の足りない部分を改めると同時に、根気よくコミュニケーションを続け、相手の国の文化を尊重し、理解することが必要なのではないでしょうか。私は微力ながらも、小さな窓口になりたいです。それは私が日本に留学した理由で、将来への夢でもあります。

ご静聴どうもありがとうございました。


 

 



そして以下は張さんからの報告です。コンテスト参加を通じての交流や学びがあったようです。



 


 

These are some photos of the Hiroshima Speech Contest and the final content of my lecture. One of the photo is with another second prize winner, a Korean boy from Hiroshima University. Haven't practiced my Korean for a long time, but we still have a nice conversation about the common point of East Asia culture. I feel that China, Japan, Korea is deeply connected with each other in history, language, culture...sides. That's also one of my learning point during the contest.

 

Best wishes

Cookie Cheung


★写真は一枚のみ掲載

 

張さんは英語にも堪能で、『英語で学ぶ国際経済』の講義では学習成果の英語プレゼンテーションをオープンキャンパスで行いました。テーマは今回のスピーチにも登場した「ウクライナ」の経済事情。海外インターンシップでの経験と大学での学修を結びつけた見事なプレゼンテーションでした。

(本学科による長期海外インターンシップについてはこちらから)

 

国際経済学科では学生の語学学修を奨励していますが、学修意欲が高い留学生の存在は日本人学生にとてもいい刺激になっているようです。

 

 


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