スマートフォン用タイトル画像

国際経済学科 > オリジナル > トップ10カリキュラム

国際経済学科 オリジナル
Department of International Economics

トップ10カリキュラム

学生がグローバル人材として成長することのできるプログラム


若いうちの海外体験は極めて重要です。しかも、国際ビジネスの現場をつぶさに見た人材は、これからの日本にとって最も重要な存在です。なぜなら現在の日本の企業は、大企業はもとより中小企業まで海外展開をしているからです。多くの企業はグローバル人材を強く求めています。グローバル人材となることは、優良企業への就職の可能性を高めるのみならず、就職後の活躍の可能性を広げます。グローバル人材に必要な資質は、語学もさることながら、伝えるべき内容を持っていること、国際ビジネスの現場を知っていること、異文化への共感を持っていること、等です。こうしたことは、着実な努力と体験を積み重ねて行けば、決して困難なことではありません。


国際経済学科は「グローバル人材の育成」を重視していますが、そのための教育強化システムとして平成28年度から新たに導入するカリキュラムがトップ10(テン)カリキュラムです。トップ10カリキュラムでは、全員が海外体験を持ち、国際ビジネスの現場を知り、その体験を講義や演習と有機的に結び付けることによって知識と応用力を身につけ、国際化時代に求められる資質を持った学生を育成します。


トップ10カリキュラムでは、国際経済学科の成績優秀者10名程度の学生を手厚い助成金付きで海外に派遣します(意欲と能力のある学生が増えれば対象者を更に増やします)。事前の準備学習、海外企業への訪問、海外の大学生との交流等を4週間程度かけて行います。日本国内の状況を踏まえ、外国の実情を知り、日系企業等の現地企業の現場を訪れ、様々な面から海外研修の体験を積みます。この海外体験により、学生は心身共に見違えるようにたくましく成長することができるでしょう。行き先は、欧米、東南アジアそして中国のいずれかです。その派遣する学生に対して、旅費・滞在費の半額を大学が補助します。この海外研修をより実り多いものとするために、海外渡航前には訪問先の国の政治・経済状況、現地訪問企業の事業内容、産業動向などに関する学修機会を設けます。研修後には海外研修体験をレポートにまとめて報告します。それを卒業研究の基礎となるように位置づけをします。


トップ10に選抜されるためには、入学時点でトップ10に参加する意思表示をし、2年次以降の海外実習に向けた準備を積み重ねることが望ましいですが、入学後に熱意を持って勉学に励んだ者にもトップ10参加のチャンスが与えられます。

 第1弾として8月21日~9月8日に実施されたトップ10ベトナム研修の様子と、現在実施している海外研修の例を下記に紹介します。トップ10カリキュラムでは質量ともに更に充実したプログラムを用意します。




Topics-1

トップ10カリキュラム 海外研修 第1弾! ベトナム研修の様子 Part 1


国際経済学科のベトナムトップテンは8月21日に始まりました。8月27日まではホーチミン市に滞在し、備後・広島企業やJETROホーチミンを訪問してベトナムでの企業経営を学修し、またホーチミン人文社会科学大学・国際関係学部と自由貿易協定に関するセミナーを行いました。8月28日からはハノイに移り、ベトナム貿易大学の協力を得て、ベトナムの輸出拡大策についてアクティブラーニングを行っています。FPTというベトナム資本の地場IT企業も訪問しました。

 8月28日、トップテングループは三菱商事ベトナムを訪問し、意見交換を行いました。三菱商事はグローバルに事業展開する総合商社ですが、本学科の中村准教授がかつて籍を置いていました。


意見交換では、本学学生と引率の萩野教授とで本学の説明やトップテンの目的を説明した後、ベトナム経済や三菱商事ベトナムの事業内容の説明を受けました。その後、「三菱商事ベトナムがどのようなビジネスに投資すべきか」の問題設定に対し、学生が自身の考えを述べ、同社舩山社長がコメントするという形式で議論を行い、後半には、同社現地スタッフやベトナム貿易大学学生も参加し、英語での議論も行いました。本議論では、「それは鋭い」と評価されるようなアイデアも出て、一定の手応えもありました。そうしたこともあって、その後の同社主催の懇親会も大いに盛り上がりました。この間、舩山社長の話のなかで特に心に残ったのは、グローバル人材となるための要件が話題になった時、当方が挙げたネットワーク構築力、柔軟性、好奇心に同意したうえで、①自分の意見・考えを持つこと、②日本のことを深く知り海外の人にきちんと説明できること、③公のため人のために自分のすべきことを決めて行くこと、を強調したことです。本学学生は大いに納得したようで、今後どこまで頑張ってくれるか、楽しみです。


学生達は、2つのベトナムを感じはじめています。ベトナムの南部と北部、経済のホーチミンと政治のハノイ、発展した都市部と貧しさが残る農村部、等々。企業訪問では、ホーチミンで、プラスチックの福山合成や繊維のWSGが、多くのベトナム人労働者を雇って労働集約的な生産を行う様をみて、若い労働者の器用な手作業に驚愕する一方で、米国のグーグル社を彷彿とさせるような労働環境でクラウドや人工知能の開発を行うFPTでは、開発者の説明内容は極めて専門的で、この進歩についていけるだろうか、と不安を感じている様子でした。
 


今の学生達はどこに向かうべきなのでしょうか。福山合成の寺岡会長は次のように言いました。「私の親父の頃は向かうべき方向性が定まっていて、いかに早く行くかを考えれば良かったが、今の若者は、太平洋の真ん中にあって陸地に辿り着くようなものだ。東にいけばアメリカが、西に行けばアジアがあり、南に行けばオーストラリアに行ける。どこに行くかは各人の判断だ。そして、良い判断をするためには、自分が何が得意で何が課題なのか、自分の立ち位置を把握することが第一歩だ。」
 

多くの学生は、就職活動を前にして、初めて自分の立ち位置を考え始めます。今回ベトナムトップテンに参加した学生は、逸早く、同年代のベトナムの学生が英語を流暢に話すのを見て英語を頑張ると心に決めたり、企業経営者の話を理解できずに経済や経営の理解を深めようと思ったりして、さらには、寺岡会長のような熟練した経営者の言葉を直接耳にすることができて、Good for you!というほかありません。





トップ10カリキュラム ベトナム研修の様子 Part 2 「アドベンチャー・ベトナム」


国際経済学科ベトナムトップテンは、9月1日に、福山市に本社がある東証一部上場企業・RORZEのベトナム・ハイフォン拠点を訪問し、その後、近隣のハロン湾で週末を過ごしました。ベトナム貿易大学の女子学生2名も一緒です。ハロン湾は、ベトナムが誇る世界遺産の一つで、海の桂林とも言われています。我々は、船に乗って奇岩の景色を堪能するとともに、水上に村を作って生活する人々を見たり、島に上陸して洞窟を探索したりしました。船上では、基本ノンビリモードですが、夕食後は、一部学生による暴挙により、ベルギーから来たグループと国際紅白歌合戦(ベルギーは漢字で白耳義と書きます)が勃発し、引率のビセット准教授は、ギターに歌に大活躍です。紅組のとりは、お決まりの「乾杯」でしたが、残念ながら、学生は初めて聞く歌だったようで...


研修なのに遊んでるの?という疑問もあるでしょう。しかし、観光は、一国経済を支える重要な産業となっています。海外における観光産業の取り組みを研究することは、国際経済学科として極めて重要な課題です。また、観光を通じて、海外の地歴公民を学ぶこともでき、グローバル人材として必要不可欠な教養を身に着けることもできます。


と多少言い訳をしたうえで話を続けますと、先週末には、福山合成・寺岡会長にガイドをお願いし、ホーチミン近郊のメコン川デルタや、ベトナム戦争で使われたクチトンネルを訪問しました。メコン川デルタでは、ベトナム人女性が巧みに操縦する手漕船で密林を進んだり、ニシキヘビと戯れたりと冒険イベントが盛りだくさんで、都市部とは違ったベトナムを経験しました。



クチトンネルは、ベトナム戦争当時、南ベトナム解放民族戦線が、米国の空爆を逃れゲリラ戦を行うために作った250キロにも及ぶトンネル網で、肩幅の違いから、ベトナム人には入れて米国人には入れないようになっていたとのことです。不肖萩野も、入口に肩を入れてみました(ガイドさんが蓋を踏みつけて笑いをとるのがお決まりになっているようです)。その後、全員で地底トンネルの中に入ってみましたが、狭さと暗さとで10メートル行くのがやっとです。そういうところで生活していると、少々のことではへこたれない、所謂「やりぬく力」がつきますね、絶対。



ホーチミンでは、戦争証跡博物館も訪問しました。ベトナム戦争で使われた戦闘機や戦車が目を引きますが、何といっても、枯葉剤を原因とする奇形児の写真が印象的でした。特に広島県出身の学生は、平和学習に取り組んでいるからか、思いが強かったようです。


街中でのチャレンジは、何といっても交通。着いた当時は、恐々道を横断していた学生も、今では、現地の人のように、スイスイとバイクの間を通り抜けて行きます。「福山の通りが寂しく感じられるかも。」との学生談。その通り!日本の地方には活気が必要なのです。「乾杯」を知らない若者達、一つ頼みますよ。



トップ10カリキュラム ベトナム研修の様子 Part 3 「ベトナムの友人との出会いと別れ」

国際経済学科ベトナムトップテンは、9月8日に3週間にわたる全日程を無事終了しました。明朝、広島空港に向けて出発します。
 最終日は、課題解決のプレゼンテーションでした。11名の本学学生は、ドイツ出身のイケメン・セバスチャンの指導を受けた後、3チームに分かれ、①海産物、②伝統工芸品、③ITサービスの日本への輸出振興策について、英語でプレゼンテーションを行いました。ベトナムに到着した時には、英語が一言も出てこなかった学生が、立派にプレゼンするのですから、アクティブラーニング恐るべし!9月16日(土)午後の福山大学オープンキャンパスで再現してもらいますので、是非、国際経済学科の01203教室にいらして下さい


夜には、ベトナム貿易大学が送別会を開いてくれました。1年生の開原君が、学生を代表して、ベトナム貿易大学の先生方、スタッフ、学生への感謝の意を示す、立派なスピーチを行いました。開原君は、この3週間で、英語のポテンシャルを開花させた一人です。帰国後もしっかり研鑽を重ねてほしいですね。最後に、ブルガリア留学を控えた2年生・操田君のドイツ語「魔王」独唱(殆どお笑い)に続き、ハロン湾から帰るバスの中で練習を重ねた、「オーシャンゼリゼ」、「世界に一つだけの花」、「カントリーロード福山大学バージョン」を全員で熱唱しつつ、別れを惜しんで涙をだらだらと流しました。因みに、福山大学バージョンは、やや自虐的に、こんな感じで始まります。

Almost heaven, Fukuyama
Blue School Bus at Matsunaga Station
The bus is old, older than the trees
Younger than the mountains, but there is no breeze

Country roads, take me home
To the place I belong
Fukuyama, Matsunaga
Take me home, country roads

もちろん、殆どが良いバスなんですよ。でも、青いバスはエアコンの調子がちょっと...


 振り返れば、ベトナムでは、本学学生は多くの人と出会いました。何より、同世代のベトナム人学生との出会いは、衝撃的だったようです。8月25日には、本学の提携校であるホーチミン人文社会科学大学の国際関係学部と、自由貿易協定に関するセミナーを行い、学生同士でも四方山話に花を咲かせました。ハノイに移ってからは、ハロン湾観光にもついてきてくれたエミさん(あだ名はサンシャイン、You are my ..)、クインさん(あだ名は貞子、テレビから出て来そうと言われるとか)を始め、ベトナム貿易大学の6名の女子学生が、毎日付きっきりでお世話をしてくれました。ベトナム貿易大学での英語での講義では、家庭教師のように、横に座って平易なことばを解説してくれたりします。ベトナム女子、優しすぎ!とか。それはそれで良いとして、本学に来ている留学生に、同じようにしてあげないといけないですよね。


ベトナム貿易大学は、ハノイ本校のほかに、グァンニンとホーチミンに分校を持っていて、我々は、9月1日、RORZEからハロン湾に向かう途中で、クァンニン分校を訪問しました。そこでは、盛大な歓迎式典が用意されていましたので、本学学生も奮起して、福山大学の説明を行い、三蔵五訓の英語版も披露しました。三菱商事ベトナムの舩山社長が本学の三蔵五訓に関心を示され、是非英語にしたら良いとのアドバイスを頂きましたので、早速、下記のようにドラフトしてみたものです。

1. Quest for truth and reason
2. Foster character and unyielding spirit
3. Respect life and nature
4. Nurture personality while maintaining a sense of solidarity
5. Look towards the future and challenge the opportunities





 最後に、ベトナム地場の最大手商社HAPROを訪問した時の写真を示します。HAPROは、伝統工芸品バッチャン焼きなどベトナム商品を日本に輸出しているのですが、思うように伸びなくて、「誰か、日本でベトナム商品を販売するビジネスを始めませんか?」とHAPRO副社長(萩野の左に座っている女性)が真剣に呼びかけていました。Boys and girls, challenge this opportunity!



この写真に、将来のトップテン海外研修の芽も見えます。最前列、萩野の右に座っているのがドイツから来た大学の先生、その右隣がフランスから来たコンサルタントの方で、ベトナム貿易大学のお陰で出会いました。ドイツの先生、ステファンさんは、パダボーン大学の国際経済学科の教授で、プレゼンテーションの評価委員も務めてくれました。本学学生の奮闘を見て、「是非、パダボーン大学にも来て交流してもらいたい。」と言ってくれましたので、検討して行きたいと思います。


 トップテン海外研修は、今回のベトナムに続き、中国、北米、欧州にも挑戦します。今後の展開をお楽しみに。大学進学を展望されている方は、是非、福山大学国際経済学科に来て、トップテンに参加して下さい!






フィリピン研修


アジア開発銀行、世界銀行、在フィリピン日系企業等を訪問しました。アジア開発銀行や世界銀行ではスタッフから直々に説明を受け、討論をしました。

2014年フィリピン研修レポート (※PDFファイル)
2015年フィリピン研修レポート (※学長室ブログ)
2016年フィリピン研修レポート (※学長室ブログ)

大学連携事業海外研修


広島県東部4大学が連携してグローバル人材育成を目的とした国際経営の講義を提供しています。福山大学が主幹校です。著名な国際経営の専門家からの講義、地元企業によるケーススタディを一学期分学びます。社会人の参加も可能で、活発に討論をします。去年は、講義終了後に1週間のベトナム海外研修(旅費・滞在費半額補助有り)をし、学んだことを自分の目で確認しました。

2016年度事業実施報告(タイ海外研修レポート含む) (※PDFファイル)


※大学連携によるびんご圏域連携グローバル人材育成事業ホームページはコチラ

交換留学


提携大学であるブルガリア・ソフィア大学に半年から1年間の留学が可能です。留学に出発するまでは、「英語が出来ない」「銀行からどうやってお金をおろすの?」「空港からソフィア大学までどう行ったらいいの?」「下宿は?」と様々な不安や“?”が並びます。半分泣き顔で飛行機に乗り込みますが、留学から帰って来ると、「もう一度行きたい!」「ソフィアは我が故郷!」と大変身します。

国際交流課ホームページ

海外研修


インドネシアのバリ島で語学を学び、現地大学生(サラスワティ外国語大学)と交流をし、現地でボランティア活動などを実施しています。写真はサラスワティ外国語大学の学生との交流風景です。皆さんすぐ仲良くなります。この夏から、バリ島のリゾートホテルで半年間の海外インターンシップにチャレンジしている学生がいます。半年後には大きく成長していると思います。その姿を見るのが楽しみです。

インドネシア・バリ島研修2014 (※学長室ブログ)
インドネシア・バリ島研修2015 (※学長室ブログ)
インドネシア・バリ島研修2016 (※学長室ブログ)


PAGE TOP