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大学概要 プレスリリース
Press Release

自己免疫疾患増悪化に関わる新たなα9インテグリンのリガンドXCL1の発見

研究成果の概要
  α9インテグリンは自己免疫疾患増悪化の重要な因子ですが、自己免疫疾患に関わるリガンドはまだ明らかになっておりません。そこで、新たなα9インテグリンの結合分子を探索した結果、ケモカインであるXCL1/Lymphotactinを新たなリガンドとして同定しました。XCL1はα9インテグリン発現細胞を遊走させる機能を有することが分かり、α9インテグリンの関与が既に報告されている関節リウマチのマウスモデル炎症性関節炎モデルでは、XCL1タンパク質投与によりその病態が悪化し、その悪化を抗α9インテグリン抗体にて抑制できることが分かりました。また、新たにXCL1に対する阻害抗体を作製し、当該抗体を用いることで炎症性関節炎と多発性硬化症のマウスモデルである自己免疫性脳脊髄炎モデルの増悪化を有意に抑制することができました。これらの結果から、新規相互作用であるXCL1-α9インテグリンは、自己免疫疾患の重要な役割を担うことを発見しました。XCL1は新たな自己免疫疾患の創薬標的であることを見出すことが出来ました。今後、XCL1に着目した研究を進めることでヒト自己免疫疾患への応用を期待できます。
 本研究は、科学研究費補助金、ノーステック財団、医用薬物研究奨励富岳基金、薬理研究会などの助成を受けて実施されました。


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論文発表の概要
  ・研究論文名:A Novel α9 Integrin Ligand, XCL1/Lymphotactin, Is Involved in the Development of   Murine Models of Autoimmune Diseases (XCL1/Lymphotactinは自己免疫疾患増悪化に関与する新規の
  α9インテグリンリガンドである)
  ・公表雑誌:The Journal of Immunology(米国免疫学雑誌)
  ・公表日:米国東部時間 2017年5月26日(金曜日)(オンライン公開)



■お問い合わせ■

【担当】福山大学薬学部 教授 今 重之(こん しげゆき)
【電話番号】084-936-2112(内線:5225)
【FAX】084-936-2024
【E-mail】s-kon@fupharm.fukuyama-u.ac.jp
【HP】http://web.fukuyama-u.ac.jp/pharm/htmls/Labo/labs/mol.immun/index.html


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