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人間文化学科 オリジナル
Department of Human Culture

本 × ジンブン(読書関連行事)

このページでは、人間文化学科(ジンブン)ならではの、書籍に関する活動(コンクール・イベント・書籍紹介など)についてお知らせします。

2017年度 第10回「友だちにすすめたい本」コンクール 入賞者発表


審査と本審査により入賞者は以下のように決定しました(予定より遅くなり、申し訳ありません)。入賞者のみなさん、おめでとうございます!入賞者への賞状とトロフィーは2月中に発送します。

友だちにすすめたい本コンクール2017 講評

(審査員代表 本学教授 青木美保)

1,応募状況 8校から893篇の応募がありました。(昨年度は、9校から767篇)
2,審査経緯
 第一次審査 人間文化学科教員9名が担当、約30篇が通過。
 第二次審査 同学科教員内のコンクール委員5名で最終候補作品14篇を決定。
 本審査 2018年1月23日 審査員4名、丹藤浩二(審査委員長 本学教授)、岩崎文人(ふくやま文学館館長)、光原百合(尾道市立大学教授、作家)、青木美保(本学教授)の合議で最優秀1篇、優秀3篇、佳作10篇を決定。

3,講評
 本コンクールの審査基準は、第一に読書感想文として優れたもの、第二にすすめられている本がそれにふさわしいものであること、という二つの基準で評価しています。予備審査で絞られた14篇の候補作品と対象本13冊(2名が同じ本を推薦)を審査員全員に送り、各審査員が前もって個々人で審査した結果を持ち寄って本審査会が開かれました。
 今年度の候補作品の状況は、本コンクール常連の古典『星の王子様』の他、現代小説9冊、写真付き名言集1冊、科学エッセイ1冊、偉人の対談1冊という内訳で、内容的には、死に向き合うもの4冊、科学について触れるもの3冊、現代に特有な人間関係をとりあげたもの3冊、高校野球に関するもの2冊、ミステリー1冊、といったところです。例年通り、小説・物語が多いのですが、多様な話題を多角的な視点から描いたものが選ばれており、ジャンルもバラエティに富んでいることが今年の特徴です。
 本審査では、審査員がそれぞれで各自の審査結果を発表し、その後合議によって順位を決定しました。今回は最優秀についてはすぐ決まりました。優秀作品を選ぶのに少し議論がありましたが、それほど大きな評価の差が出るという状況ではありませんでした。ただ、字数の足りないものや、文章が整理できていないものがあり、選んでいる本がいいのに推せないというものがあったことは残念でした。

★読書は能動的な活動―本から大事なところを引き出して、見せる!
今年で、「友だちにすすめたい本」という名の、この読書作文コンクールは一応の終了となりました。最後のコンクールでしたが、今年の最優秀賞を受賞した人が選んだ本には感心しました。おそらくこのコンクールで初めてではないかと思いますが、選んだ人が自らの問題意識で選んだのではないかと推測される本でした。2016年の出版で新しい本であり、内容が現代的問題として共感できるものだったからです。これまで取り上げられた本には、テレビ等のメディアで話題になっている本が多く見られ、そこから知ったのだろうと推測されるものが大半でした。ところが、この本についてはそうではなくて、現代の世界情勢や歴史的な経緯に照らして今日的な話題に繋がるものだと感じて手にとったのだろうと思われました。ネットでも多くのコメントが寄せられており、多くの人の関心を呼んでいる本ではあるようですが。それでも、この応募の文章を読んだとき、思わずどんな経緯でこの人がこの本を手に取ることになったのだろうかと知りたくなりました。ネットで目についたのだろうか、周囲のだれかに勧められたのだろうか、本屋で表題を見て思わず買ったのだろうか、図書館の新刊書の棚から選んだのだろうか、学校の先生の薦めがあったのだろうか。この人の環境を想像しました。大変皮肉なことですが、最後のコンクールになって、この本を選んだ人に会ってみたいという気持ちが湧いてきたのです。表彰式は、遠くから来てもらわなくてはならないし、旅費も手間もかかるということで、昨年から行わないことになったのですが、賞を選んでその人に会うということの大事さを、改めて今痛感しています。

このコンクールは終わりますが、本学の附属図書館では、今年から読書推進システム「注文の多い図書館」の活動が始まりました。このシステムを通して皆さんに再び会うことがあるかもしれません。本を読む過程では、そこにとどまらず本に書かれていることに身をゆだね、自分を離れてそれまで知らなかったことを知っていくことになるので、そこにこそ本を読むことの本当に大事な経験があると言えます。それは、自分を旅させ、自分の世界を拡げていくことです。そして、そこには、その体験を書くことによって、読む・書くという円環運動を続けながら他者とつながっていくという、人間のこの世に生きる活動の実質があります。

それは、生きることを愛することであり、自分を愛し、他者を愛することに始まりがあります。その愛の結晶が本です。本を愛して、本そのものの良いところを紹介して、社会の他の人につながって下さい。

なお、「ネタバレ」を恐れるために内容について書くことを抑えるという気持ちが働いているとすれば、それは、上記のように紹介文の重点が読みの発見にあることを思えば問題になりません。ストーリーを知ったとしてもやはり読みたくなると思います。


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最優秀作品

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全14作品の講評

最優秀賞

・熊谷 和奏(くまがい わかな)広島県立千代田高等学校2年……『ひとはなぜ戦争をするのか』

優秀賞

・大鳥井 千文(おおどりい ちふみ)広島県立賀茂北高等学校2年 ……『フラダン』
・田内 優梨奈(たのうち ゆりな)尾道高等学校1年      ……『星の王子さま』
・中川 亮(なかがわ りょう)尾道高等学校2年        ……『殺意の対談』

佳作賞(五十音順)

・岡本 優希菜(おかもと ゆきな)尾道高等学校2年     ……『世界から猫が消えたなら』
・窪田 靖子(くぼた やすこ)広島県立広島工業高等学校2年 ……『ウユニ塩湖 心を整える100の言葉』
・中村 葵(なかむら あおい)尾道高等学校1年      ……『すべての真夜中の恋人たち』
・中村 翔一(なかむら しょういち)広島県立広島工業高等学校3年……『詩羽のいる街』
・西川 豊(にしかわ ゆたか)広島県立広島工業高等学校1年 ……『空想科学読本』
・深井 隆作(※ふりがな無し)広島県立広島工業高等学校1年 ……『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』
・増谷 凱斗(ますたに かいと)広島県立広島特別支援学校3年 ……『ナイン』
・宮本 満理晏(みやもと まりあ)尾道高等学校1年 ……『星の王子さま』
・安友 道哉(やすとも みちや)広島県立油木高等学校2年 ……『下町ロケット』
・吉田 夢希(よしだ ゆき)広島県立広島工業高等学校2年 ……『君の膵臓をたべたい』


※ これまでのコンクールについてはコチラ


知的書評合戦ビブリオバトル!

ビブリオバトルとは、活字文化推進の一環として全国的に行われている書評合戦です。基本的に、以下の様な手順で進められます。

1,参加者は自分が「面白い、他の人にも勧めたい」と思った本を持参する。
2,参加者は、5分間でその本の魅力を紹介し、他の参加者や観客と討論する。
3,観客が「一番読みたいと思った本」を投票し、投票数が最も多かった本が「チャンプ本」となる。


 福山大学でも図書館主催でビブリオバトルが定期的に行われており、人間文化学科の学生もたくさん出場しています。ビブリオバトルの良さといえば、自分の知らないさまざまな分野の本と出会えることです。「紹介されなければ、書名すら知ることもなかっただろうな…」という本に出会えます。それも、ただ書名を見るだけではありません。紹介者による熱い語りに誘われて(?)、その本の世界に引き込まれていきます。

・関連記事1:図書館倶楽部主催 ビブリオバトル開催!!
・関連記事2:「全国大学ビブリオバトル中国B,Cブロック地区決戦」に参加!
・関連記事3:平成26年度ビブリオバトル予選会開催!

ジンブンの本棚@ビブリオバトル

人間文化学科の学生がこれまでのビブリオバトルで紹介した本の一部です。知っている本はありますか?


※ 本の表紙をクリックすると詳細ページ(ブクログ)に移動します。
※ この本棚の拡大版はコチラ

関連リンク

・知的書評合戦ビブリオバトル公式ウェブサイト


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