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工学部 オリジナル
Faculty of Engineering

平成26年度中国・四国工学教育協会大学教育部会研究会 開催報告

平成26(2014)年12月5日(金)、13時30分から16時20分まで、福山大学宮地茂記念館において、福山大学工学部がホスト役となって、中国・四国工学教育協会大学教育部会講演会及びパネル討論会を開催しました。講演の大テーマは、「工学教育の質的転換-アクティブラーニングの可能性-」です。このテーマは今まさに、大学教育の変革が求められている中、大学が取り組むべき非常に重要な喫緊の課題です。このことから本学工学部では、工学部教員が参加するFD研修として位置づけました。
 中国・四国工学教育協会大学教育部会の会員校(18大学)の諸先生方をはじめ、本学工学部の教員も多数参加して、パネル討論会では活発な意見交換が行われ、有意義な講演会・討論会となりました。討論会終了後は、福山市ものづくり交流館の見学と、交流会を実施しました。今後、この講演会・討論会・交流会で得た多くの有益な情報を参考として、福山大学における工学教育の質的転換を念頭に置いた積極的な取り組みがなされることを期待します。
 講師の方々と演題、講演要旨は、以下の通りです。


講師と演題


(錚々たる講師陣です。講師の先生方の取り組みを参考として、工学教育に変革を!)

(1)松坂 晃太郎氏(ヒロボー株式会社・ヒロボー電機株式会社 代表取締役社長)
演題:目標追求力を育てる環境作り~血液輸送ヘリコプターへの挑戦を通じて学んだこと~
講演要旨:「命を救う血液輸送ヘリコプターを作りたい」。先代から受け継いだ夢に向かって挑戦を続けている我が社を紹介します。夢の実現には様々な困難が伴います。100kウォークや、社内クラブ活動を通じて、社員一人一人が夢を共有するとともに、目標を自分自身のこととして捉える力を養うプロセスをご紹介します。

松坂氏の講演


(松坂社長の熱意が伝わってきました。学生教育・指導において、大いに参考となる講演でした。)

(2)岩井 哲氏(広島工業大学工学部長)
演題:クリッカーを使った工学専門科目対象の能動的学修教育の試み
講演要旨:能動的学修を促進することを目的とし,ICTツールの一つであるレスポンスカード(クリッカー)を建築工学科専門科目の講義に組み込み,教員と学生の双方向性や学生同士のコミュニケーションを促進する授業システムとして,導入している。講義内容の理解度を評価把握するシステムとして構築し,このシステムを利用する講義を増やして,円滑な運用法やその効果,講義環境の整備について検討している。

岩井氏の講演


(建築工学における取り組みですが、その他の専門分野にも応用出来そうです。)

(3)滝澤 昇氏(岡山理科大学工学部長)
演題:基礎的知識修得・理解を目的とする講義科目でのアクティブラーニング
講演要旨:工学分野でのアクティブラーニング導入授業としては、実践的なもの作り科目や企業と連携するPBL科目が挙げられる。一方、知識修得・理解を目的とする講義科目におけるアクティブラーニングの導入は、知識の定着が向上すると言われるものの、一般には講義内容を削減せざるを得ないと考えられている。発表者は、1年次の「基礎化学」と「生化学2」という2つの講義科目において、従来の講義内容量を維持しつつ反転授業やTBL(Team Based Learning) を導入した授業を実践した。本講演では、それらの授業の進め方と成果について報告する。

滝澤氏の講演


(今話題となっている新しい授業方法を実践しておられます。大いに参考になります。)

(4)香川直己氏(福山大学工学部学部長補佐)
演題:総合大学の強みを活かした工学部発PBL教育への挑戦
講演要旨:福山大学では地域連携を理念に加え、これを受けて工学部ではこれまでの専門教育に加えて、学科、学部、そして、大学を超えた連携型の2つのPBL教育を開始した。一つは、初年次生に対して学修のモチベーションを喚起することを主たる目的とした学科横断型の「みらい工学プロジェクト」、一方は、学部および地域組織との連携による「ひと・まち・くらしプロジェクト」である。本講演では、これらの取り組みと効果を紹介するとともに、この教育コンセプトを最大限に活かす事を考慮し、整備した大学施設についても紹介する。

香川氏の講演


(香川氏の迫力が伝わってきました。今後の取り組みに期待度大です。)


パネル討論会(パネリスト:松坂、岩井、滝澤、香川の諸氏。司会:靍﨑)


(徐々に議論が活発になってきて、最後は時間切れ終了となりましたが、今後も取り上げたいテーマです。)


福山市ものづくり交流館の見学


(エフピコRiM、7階にあります。ぜひ見学を勧めます。)


交流会のワンショット(特に有意義でした。)


以上

(本文中の写真は木村教授の撮影による。文責 工学部長 靍﨑)


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