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工学部 オリジナル
Faculty of Engineering

社会安全工学

社会安全工学教育の必要性

安全という考えは、ものづくりを担う技術者にとっては必須の概念です。個々の生産者(企業)においては、安全設計を遵守してものづくりを行っていますが、それでも交通車両の事故やエレベータ事故などの社会災害が繰り返し起こっています。地震や台風などの自然災害はくい止めることはできませんが、事前の安全対策がしっかりとできていれば被害を最小限にできるはずです。では事前の安全対策はどこで、誰がするのでしょうか。個々の生産者が独自に行うことは、もちろん必要ですが、教育機関において社会安全工学教育がしっかりと行われ、より多くの人々が安全に関する認識を深め、対策を考える必要があります。残念ながら教育として確立していないために、大災害を経験しても時間とともに、その記憶が薄らいでいきます。社会安全工学教育は、現在の社会において特に重要な課題ですが、一部の教育機関の場合を除いて、まだまだ国民の間には広まっていません。福山大学工学部では、安全工学・技術を基礎とする安全学の構築に貢献したいと考えています。



工学部が取り組む社会安全工学教育

工学部においては、教育内容を社会貢献の観点から充実させていきたいと考えています。すなわち、現在の社会における緊急課題である「社会安全工学教育」を、工学部の共通教育として平成26年度より開始します。工学部は市民が安心して暮らせる安全で豊かな社会の構築に寄与する学部として、「社会安全工学」分野の教育・研究に学部をあげて取り組みます。「社会安全工学」には自然防災のほか、社会で起こり得るさまざまな災害を未然に防ぐ技術や軽減するための技術が含まれます。また、社会における組織運営の方法や、組織活動において起こりうるリスクを想定し、その回避や軽減の方法を学ぶ「プロジェクトマネジメント、リスクマネジメント」も技術者にとって必要であることから、これらの教育も導入する予定です。
 日本学術会議は、「社会安全工学」は、現在の社会において特に重要な課題であることを指摘し、その構築について提案しています。平成17年8月31日発行の、“安全・安心な社会構築への安全工学の果たすべき役割”という報告書の中で、安全工学の体系図(安全マップ)を示しています。工学部において平成26年度より開始する社会安全工学教育科目をその中に配置したものが下図です。工学部では教育科目群を、(Ⅰ)都市の計画と環境、(Ⅱ)構造物の仕組みと耐震性、(Ⅲ)災害に備える技術、(Ⅳ)リスクに強い組織を創る、の4つに分類しています。学生諸君はこれらの科目を、各学科のオリエンテーションに基づいて、必修または選択科目として受講します。
 安全で豊かな社会を工学により持続的に発展させるという、技術者の役割を自覚し、明確な目的意識を持って学修することができる環境を工学部は構築します。



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