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大学教育センター
FUKUYAMA UNIVERSITY Education center

平成26年度福山大学第1回FD研修報告

 平成26年6月18日(水),今年度の第1回FD研修を全学教授会終了後,15号館3階の大会議室で実施しました。全学教授会の構成員である助教以上の教員が,教授会終了後に引き続き参加しましたので,ほぼ構成員全員による研修となりました。
 第1回の研修講師は,人間文化学部メディア情報文化学科准教授の内垣戸貴之先生にお願いしました。講演は「人間文化学部FD活動 これまでの歩み」と題して,ダイアグラムと写真を含めたPowerPointで約30分行われました。内垣戸准教授は,専門が「コミュニケーションデザイン」「教育工学」ということもあり, FD研修の目的に適した内容を,分かりやすい視覚情報と言葉でプレゼンされたため,全教員が自らの教育力向上を意識しながら真剣に聞く姿が見られました。



 講演では,人間文化学部が平成24年度から現在まで3年間継続しているFD活動について,それぞれの年度の目標,具体的な実施状況,得られた成果が報告されました。平成24年度は「学科の共通点から授業を考える」,平成25年度は「行動目標からシラバスを考える」,そして,平成26年度は「ルーブリックからカリキュラムを考える」を進行中ということでした。FD活動は教員が参加しやすいように,学部教授会終了後にワークショップ形式で約30分,月1回のペースで実施しているそうです。
 学部FD研修のきっかけは,人間文化学部に高校生対象の模擬授業の依頼があり,人間文化学科,心理学科,メディア情報文化学科の3学科合同で「恋愛」というテーマにして,それぞれの学問領域から授業を構築する活動から始まったそうです。そして,平成25年度の「行動目標からシラバスを考える」の成果は,内垣戸先生によって「シラバス作成のためのガイドライン」として学部教員に提供されました。そのガイドラインでは,特に重要になるのが学習目標であり,学習目標の持つべき性格として,「現実的であること」「測定可能であること」「行動的であること」「達成可能であること」,学習目標の記述は「主語を学習者にして書く」「学習の結果,どのようなことができるようになるかを表す動詞を含む形で書く」という2大原則が盛り込まれ,シラバス作成時に活かされました。
 このような学部FD活動が実際の教育方法の向上に寄与したほかにも,同じ学部でも背景の異なる3学科の教員が共同作業することで,思いもしない発想に触れることができたり,親睦が深まったりしたというメリットにも言及されました。最後に,3年間,FD活動をやってきて思うこととして,「地道にやる(大風呂敷を広げない)ということ」「成果を求めすぎないこと」「継続させるためのことを考えること」を大切に取り組んでいると述べられました。
 FD研修は大学全体の活動として大学教育センターで担っていきますが,学問領域特有の課題もあることから,学部・学科単位でのFD活動も活性化することが望まれます。今回の内垣戸先生による「人間文化学部FD活動 これまでの歩み」という研修は,学部・学科単位でのFD活動を促進する気運を高めたと思います。

(記:平 伸二)


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