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福山大学 > 経済学部 > 経済学科 > 教員紹介 > 田中 征史

経済学科 教員紹介
Department of Economics

田中 征史(たなか まさし)

【職名】

講師

【学位】

博士(経済学)

【専門分野】

マクロ経済学,労働経済学

【担当科目】

マクロ経済政策,ミクロ経済政策,経済統計学

【メッセージ】

今後のAI時代に活躍できる人材になってください

【リンク】

研究者情報

■拡大し続ける大卒・高卒間の賃金格差

「大卒・高卒間賃金格差」とは大卒労働者の賃金が高卒労働者の賃金の何倍に相当するかを計算したものです。40年前、日本の大卒労働者の賃金は高卒労働者の1.3倍でしたが、現在では1.5倍にまで拡大しています(厚生労働省、賃金構造基本調査より)。こういった学歴間の賃金格差の拡大は日本だけではなく、アメリカをはじめ多くの先進国でも同様に(もしくは、より顕著に)観察されています。
 では、なぜ大卒・高卒間の賃金格差は拡大してきたのでしょう。これに対する経済学者の答えは様々ですが、その中心的なものに、技術進歩に伴なう労働環境の変化が大卒労働者の重要性を高めたというものがあります。パソコンやインターネットなどの技術進歩は労働者の仕事を大きく変化させてきました。かつて、日本では「読み、書き、そろばん」が技能の基礎にあると言われてきましたが、大学生の皆さんからすると「ん、そろばん?」って感じるでしょうね。今では、IT技術のおかげでそろばん計算のような単純労働はすべて機械が担ってくれています。その代わり、人間にはもっと高度な技能が必要とされるようになり、その結果、大卒のような高い技能を持つ労働者がこれまで以上に必要とされるようになりました。


■大学で学ぶべきこととは

大学とはアカデミック・スキルを身に付ける場所です。アカデミック・スキルとは、レポートや論文などの文章作成のスキル、プレゼンテーションやディスカッションといった口頭発表のスキル、論理的思考や問題の発見・解決のスキルなどの総称です。当然、こういったアカデミック・スキルは社会人に必要とされるスキルの一部でしかありません。しかし、重要なのは、そろばんの技術とは違いアカデミック・スキルは機械が人間の代わりを担えない仕事にこそ必要とされるという点です。問題点を発見し、それに対して調査を行い、調査内容を報告書としてまとめ、それを他人に伝わるようにプレゼンする、といった作業ができる万能な機械は残念ながら存在しません。今後もAIやIoT、ビッグデータなどの普及によって更なる技術の進歩が予想されていますが、そんな社会でも機械には真似できない能力を大学生には身に付けてもらいたいと考えています。


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