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生物工学科 > 教員紹介 > 松崎 浩明

生物工学科
Department of Biotechnology

松崎 浩明(まつざき ひろあき)

【職名】

教授

【学位】

工学博士

【専門分野】

分子生物学、生物工学

【担当科目】

遺伝子工学、生物学II、細胞生物学、生産安全管理技術、遺伝子工学実験など

【メッセージ】

生物は多様な生命活動を行っており、素晴らしい能力を沢山持っております。その仕組みを解明し、生命活動をうまく利用することによって私たちの生活を豊かにできると確信しております。特に、エネルギー、健康、環境などで人間社会が抱える様々な問題を解決できると考えています。

【リンク】

研究者情報

■染色体DNAの操作技術の開発と応用

生物は、膨大な遺伝情報をもつ染色体DNAを核の中にコンパクトに収納しています。染色体DNAは糸状で非常に長いですが、絡まったり切断されることはありません。切断により細胞が死んだり病気になったりします。パン酵母(Saccharomyces cerevisiae)を使用して染色体DNAがどの様な仕組みで収納されているのかを解析しています。また、細胞内で染色体DNAを思い通りにつなぎ変える染色体操作技術を開発しました。この技術を応用して遺伝子組換え生物が野外で拡散するのを防止する方法を開発しています。


酵母における染色体操作により細胞死を誘導するシステムの紹介。


■線虫の餌に対する嗜好・嫌悪が生じる仕組み

ヒトは食物の好き嫌い(嗜好・嫌悪)を味、匂い、見た目、食感などで決めます。好き嫌いの個人差は、過去の食体験などの後天的な要因が大きいです。しかし、味や匂いを感じる過程で様々なタンパク質が働きますので、遺伝的要因もあると考えられます。どの様な遺伝的要因があるのかを線虫(体長1 mm程の小さな虫)を用いて解析しています。線虫はイソアミルアルコールの匂いを好んで近寄って行きますが、餌である大腸菌に添加すると食べなくなります。この好き嫌いの仕組みを酵母で線虫のイソアミルアルコールを感じる信号伝達経路を構築して調べようとしています。


餌(大腸菌)にイソアミルアルコールを添加したときの線虫の走性行動と摂食行動。


■セルロース発酵性酵母の開発

人間社会が、抱える課題の一つに化石燃料の枯渇によるエネルギー不足があります。植物バイオマスは、地球上に豊富に存在し、再生可能な資源であります。廃材(木材)や古紙などの廃棄物からエタノールなどのバイオ燃料を生産できればその課題を解決でき、環境にも優しくなります。酵母Saccharomyces cerevisiaeはアルコール発酵能をもっていますが、セルロースを直接発酵することはできません。そこで、異種生物の様々なセルラーゼ遺伝子を導入することにより直接アルコール発酵が可能な酵母を開発しています。

異種生物のセルラーゼ遺伝子を導入した酵母(pIC1とpCC1)がカルボキシメチルセルロースを分解する。透明な円が分解された部分。


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